普段からノートブックを持っていて、その日見た夢や思いついたことを書き留めています。作品のインスピレーションのほとんどが、そういった書き物から生まれています。
時間をかけて、自分の制作には形式的なものを超えた理由が必要なんだと理解するようになりました。そうでないと、ある種の流れに乗って制作することができないんです。内面的なストーリーは、思考や内省の連鎖へとつながって、そこから制作するビジュアルを思い描き、そのイメージと深く結びつける手助けになる。私は、人の人生にある異なる層を繋ぐような、「シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)」と共に制作するのが好きなんです。
Adventure in the Ordinary_Volume.3
- GALERIE VIEVOLUME.03SOPHIAArtistIN OUR “Smooth Cotton Boatneck Pullover”SOPHIA IN OUR
“Smooth Cotton Boatneck Pullover”
ArtistSOPHIA PEGA1990年、スペイン・メノルカ島生まれのアーティスト。現在はパリを拠点に制作活動を行なう。自身の人生の物語を語るような絵画の制作に取り組み、その作品はロマンチックで幻想的な雰囲気を帯びている。
レイヤードすることで、
少しずつ表情が変わっていく。
自分のことは、いろんなものが詰まったキャビネットや引き出しのような存在だと思っていて。すべてが一度に見えるわけではないけれど、確かにそこにあって、そこへ何かを足したり、引き出しから別の引き出しへ場所を移動させたりしながら、少しずつ変化していくものなんです。
服の話をすると、基本はダークトーンを選ぶことが多いのですが、色や素材のニュアンスを取り入れるのが楽しくて。深いワインレッドやチャコールグレー、ベルベットの黒とか。最近は、バターのような淡いイエローやライトシルバーのような柔らかい色も似合うと気づいて、取り入れています。
ギャルリー・ヴィーのボートネックのTシャツは、毎日でも着たくなる一着だと感じました。カットオフで少しロールした首元と袖が力の抜けた雰囲気で、バレリーナのような繊細なニュアンスを添えながら、他のアイテムとも重ねたくなるシルエットだと思います。
レイヤードすることで、少しずつ表情が変わっていくと感じています。同じアイテムでも、組み合わせ方を変えることで、少しずつその人らしさやキャラクターが生まれていくと思うんです。複雑に見えるかもしれないけれど、どこか自然体で、着方によって服が全く違うことを語り始めることだってあると思います。装うこと自体が遊びのようになって、「こう着たらどうなるだろう」「こっちの合わせなら?」と試しながら過ごす時間も含めて楽しいんです。
Photo by Xavier Casanueva
Edit & Text by Ayumi Taguchi (kontakt)ITEMシーアイランドコットンを使用し、国内最高クラスの薄さを誇るハイゲージ編み機で編み立てたジャージーシリーズ。油分を含んだ糸ならではの、シルキーな風合いと、もちっとした肌触りが特徴です。ボートネックプルオーバーは、広めの首元からデコルテが美しく見えるように設計しています。インナーにタンクトップなどを入れたレイヤードスタイルもおすすめです。





