昨年の春、ひとり旅でフィンランドを訪れました。
フィンランドはサウナが有名ですが、旅の間は色々なサウナを体験しました。中でも印象に残ったのが、ヘルシンキ市内の海沿いにある公衆サウナ、「Kulttuurisauna」。
SAUNAのネオンのサインが目印。ミニマルな建物に、木の扉や柱、置いてあるオブジェや家具が、要素が削ぎ落とされた空間にそっと寄り添っています。目に入ってくるのは静かな色彩、まさしく浄化されるような居心地の良さで、とても気に入ってしまいました。
サウナから外に出ると目の前には海が広がり、海で身体を冷ますことが出来ます。海をぼんやりと眺めながらの外気浴は最高でした。
帰り際に夕焼けに染まるテラスで現地の人たちとお喋りをして、フィンランドのおすすめを色々と教えていただいたことも良い想い出です。
このフィンランドの旅がきっかけにサウナがとても好きになりました。

学生の頃から旅が好きで、国内、国外問わず色々なところへ訪れました。
初めての景色にワクワクする気持ち、日常からの開放感、外の世界の広さを知り自分の凝り固まった概念をマッサージされるような感覚。そして同時に、当たり前に感じる毎日がかけがえのないものだと気付くことができるのも旅。私にとって旅は人生の中で欠かせないものです。