IN FOCUS -奥深いバッグの世界-
装いの仕上げであり荷物を運ぶ実用的なものでもある、ときには装飾品として身に着ける日もあるだろう。
バッグは服のようにサイズに縛られないからこそ、ジェンダーレスで自由なアイテムだ。
利便性とデザインどちらも兼ね備えた良いとこどりのバッグをEditionからピックアップ。
静けさの中にしっかりと明るさを感じるブルーは、春の装いにアクセントをプラスしてくれる。
三角形のシンプルな構造は収納力に裏付けされたデザインでもある。容量に応じてトランスフォーム可能な仕様はあえて不完全さを取り入れるコンセプトにも通じる。
タイムレスなアクセサリーとしてアップデートし続けるMM6 Maison Margielaの”Japanese Bag"。
コンパクトなボディに華やかなカラーが心躍るミニバッグはジュエリー感覚で取り入れたい。
持ち方一つで印象を変える着こなしのテンションにもアジャスト出来るストラップが対応する。
手にしたときそのレザーの柔らかなフィット感は、クッションを抱いたときのような安らぎを感じる。
しかし、ミニマルなAetaのハンドバッグが与えるのは洗練された印象だ。
選び抜かれたしなやかな素材と繊細な技法が無駄をそぎ落としたこのシンプルなデザインを叶える。
移り行く気分にも寄り添う上質なレザーと使い勝手の良さはほかにない。
プロのメッセンジャーからも認められている圧倒的な機能性に、ファッションとしてのデザインバランスの良さが人気のbagjackからはEdition別注のB-Bag M TLをピックアップ。
メインの収納部分はドローコードによる開閉式で、荷物の出し入れが容易に行えるが強力なストッパー付きで防犯性も高い。
派手さや驚きはないが細部へのこだわりが示すクオリティーの高さには納得だ。
単なるカジュアルとは一線を画すMaison Margielaのボディバッグ。
アイキャッチでありながらメゾンが得意とするアイロニーを含んだアイテムだ。
横長に開くファスナー仕様はデザインとしての美しさと利便性の高さを同時に獲得できる。
モードの今を反映させたMaison Margielaのバスケットバッグを春は外しに取り入れたい。
スキントーンが春の華やかな着こなしを一層ブラッシュアップしてくれるだろう。
主張しすぎないサイズ感だが十分なマチの筒型フォルムは、見た目・収納力ともにTPOを選ばない。
オブジェを眺めているような神秘的なデザインに惹かれる。
光輝く球体を見つめているとJIL SANDERの世界観に吸い込まれていくよう。
デザインの面白さに加え、小脇に抱えるとその収まりの良さには感心する。
優しい質感のシープレザーがスムーズな開閉を実現し、気負わずラフに使えるところも魅力だ。