− 2025年秋冬にトゥモローランドが提案するシーズンムードを教えてください

今シーズンは、時代や季節の移ろいを踏まえつつも、引き続きトゥモローランドらしいエレガンスやトラディショナルなムードを軸にしています。 また、その上で、改めて今を見つめ直した時に "その時らしく楽しめて" ”その人らしく輝ける" ようなスタイルを提案していきたいと考えています。 2025年秋冬は、『WANDERS』というワードをテーマにしています。言葉の通り、まだ見たことのないような非日常なモノに触れた時のささやかな喜びや驚きを、トゥモローランドのファッションを通して感じていただきたいという思いを込めています。

− 山野邉さんは特にどんなスタイルを提案したいですか？

今シーズンは上質でエレガントなスタイルを根幹に置きつつ、よりプレイフルな要素をぜひ取り入れていただきたいですね。例えば、バッグにチャームを添えたり、素材を自由にカスタマイズしたり──そうした小さな工夫が、その人らしさを際立たせるスタイルにもつながると思います。 また、ジャケットやコートといったエターナルなアイテムも、改めてトゥモローランドのスタイルとして大切に提案していきたいです。今年は夏が長い事が予想されるので、『ライトネス』や『フラッフィー』というキーワードを軸に、秋のムードを自然に取り入れられるようなエコファーやケープコート、ナイロン素材の羽織りなどのアイテムを用意しています。 この季節ならではのアイテムを例年以上に楽しめるはずなので、ぜひ秋の始まりの装いに取り入れていただきたいです。

Recommend 01.
MACKINTOSH

［BUYER'S VOICE］
〈MACKINTOSH（マッキントッシュ）〉は、19世紀から変わらない伝統的な製法とルーツを持ち合わせた英国のブランド。今季も、トゥモローランドらしいレディクラシックなエッセンスを加えた別注アイテムをご用意しています。"HUMBIE" のコートは着丈を少し短くする事でより軽やかに着ていただけるように、"SANQUHAR" のケープコートはレザーのパイピングやメタルボタンにこだわって別注しました。

Recommend 02.
VALENTINI 1972

［BUYER'S VOICE］
〈VALENTINI 1972（バレンティーニ）〉は1972年にロザルバ・ヴァレンティーニ氏が設立。時代とともにディテールは変化しつつも、提案しているスタイルはずっと変わらないブランドです。イタリアの職人たちの伝統的なこだわりが細部に宿っていて、まさにエターナルに愛せるようなコートがラインアップ。上質なファーの表情と端正なシルエットが際立ち、冬のエレガントスタイルを格上げしてくれます。

Recommend 03.
BODICE

［BUYER'S VOICE］
デザイナーのRuchika Sachdeva氏が2018年にスタートした〈BODICE（ボディス）〉。インドの職人技術を新しい手法でデザインに取り入れ、ジオトメリックで唯一無二なアイテムを生み出しています。 今シーズンは、全体的にブラウンを基調にしながら、繊細なプリーツのカラーリングがさらにこだわられている印象。 また、女性デザイナーならではの感性が着たときのバランスの良さに表れ、軽やかで美しいラインを作り出してくれます。

Recommend 05.
BAG & SHOES