HORIZON TWILL for TOMORROWLAND
価値観の共有が生んだパートナーシップと生地の革新。
HORIZON TWILL for TOMORROWLAND
ドレス界において〈Ermenegildo Zegna〉社の存在は非常に大きく、
彼らの一挙手一投足は常に注目の的。
歴史や世界観、規模やクオリティなど名実ともに世界のトップブランドです。
そんな同社とトゥモローランドの関係性は深く、
日本におけるウェルドレスマンへの啓蒙も担ってきました。
本項では、改めて両社のパートナーシップを紐解いていきます。価値観の一致が築いた強固なパートナーシップ
高品質で洗練されたスーツを追求し続けるトゥモローランド。その本質は、真摯なものづくりとエレガンスの体現にあります。その歩みを辿る際に欠かせない存在といえるのが1910年に創業された〈Ermenegildo Zegna〉社。世界の名高いVIPたちに愛される最高級ブランドとして知られています。その地位を支えるのは、妥協なきクオリティへの探究心と、美に対する揺るぎない意識です。イタリアの文化を守り育てつつ、未来志向で発展させていく彼らの企業姿勢にはトゥモローランドとして共鳴する部分も多く、長年のパートナーシップを成熟させてきました。
別注生地である「HORIZON TWILL」の誕生
世界中に数多くの取引ショップやブランドを広げる〈Ermenegildo Zegna〉社ですが、トゥモローランドとの関わりには他にはない特別な関係性があります。それが「HORIZON TWILL」と呼ばれる別注生地の存在。オーストラリアンスーパーファインメリノ原毛を使用しながらも、Super110'sというあえて極細原毛に拘らない素材選びによって耐久性に優れるよう仕立てた生地は2010年に生まれ、今もロングセラーとして多くの顧客に支持されるものとなりました。
元々は日本におけるセレクトショップ全盛期に、新しい試みを考えていた〈Ermenegildo Zegna〉社が、トゥモローランドが提案するメンズドレスの世界観や店頭表現などを勘案して、最も信頼できるパートナーと捉えたことからスタートしました。完全オリジナルの生地を１から共同開発し、専用の織りネームまで用意するというケースは世界的にみても非常に珍しいケースとなっています。
会社や市場が拡大しても、創業者エルメネジルドの信念は変わりません。それは、最高のファブリックを生み出すこと、そしてファミリービジネスの精神を守ること。トゥモローランドではショップスタッフへの勉強会を通してカルチャーも含めて理解を深める姿勢があり、顧客へご案内する際にも表層的な部分だけに終始しないスタンスを徹底してきました。両社のタッグはそういった日々の実直さや、人と人を繋ぐコミュニケーションの必要性を共に重視してきたからこそ。こうして、あらゆるシーンに対応する汎用性の高いドレスの定番が生まれました。
ABOUT | Ermenegildo Zegna
1910年創業、北イタリアでテキスタイルメーカーとしてスタート。デザインのポリシーは「最高の素材は優れたデザインを、最高のデザインは優れた素材を求める」。素材は、オーストラリアから最高級の天然繊維を買い付け、自社工場で紡績、染色、仕上げまでを一括管理しています。1950年に入ると、それまで強かった英国生地ブランドを抜き、品質・販売数ともに世界一に登り詰める。スーツを中心に、ジャケット・シャツ・ベスト・シューズ、スポーツウェアまで手がけ、それぞれの製品は世界で高い評価を得ています。最高品質のゼニアは、名だたるメゾンブランドに生地を供給しています。
さらに、高い品質を誇る最高級のスーツは、各国の元首をはじめ、世界中の実業家、芸術家、俳優・スポーツ選手など、多くのエグゼクティブも顧客として名を連ねています。
