Audrey Demarre -Special Interview-
Audrey Demarre
フランスを拠点に活動する刺繍アーティスト Audrey Demarre(オードレー・ドゥマール)。
スーパーエーマーケット京都では2月14日(金)から2月24日(月)までの期間中〈The focus. Audrey Demarre〉を開催いたします。彼女がパリの蚤の市やヴィンテージショップで自らセレクトしたフレンチワークウェアに、自由な発想で刺繍をしたスーパーエーマーケットの為だけのスペシャルなアイテムを展開いたします。
今回は、Audrey Demarre(オードレー・ドゥマール)に貴重なインタビュー。
刺繍への思いや、コラボレーションしてきた作品などについて語っていただきました。
刺繍アーティストになるまでの道のりを教えてください。
-出版社に入社し、20年間にわたり編集者としてアート関連の書籍の制作に携わりました。
より多くの時間を刺繍制作に充てるため、2019年にフリーランスのアーティストエージェントに転向。
2024年には、テキスタイルアーティストを中心とした自身のエージェント会社を設立しました。現在はエージェント業務に加え、刺繍アーティストとして個人向けの制作活動も行なっています。
今まで印象に残っている過去作品はありますか?
2024年に出版した書籍『Broderies,anthologie curieuse』。
世界中の50人以上の刺繍アーティストの作品を収めた一冊です。
古くから受け継がれてきた刺繍という技法を、現代のアーティストたちが独自の感性で再解釈し、美しく表現された作品が掲載されています。
フレグランスブランド〈Diptyque〉とのコラボレーションクッション。
サンジェルマンをテーマにした一点もののクッションです。サンジェルマン通りを13のエリアに分け、それぞれの建造物やレストラン等、魅力的なスポットを刺繍で表現しました。
SUPER A MARKETの“A”は自分にとっての特別・最高なものを意味しています。あなたにとっての"特別なモノ・コト”は何ですか。
私の名前は"A”の文字で始まるので、SUPER A MARKETのAからは、自分の名前を連想する特別なアルファベットです。私が人生で愛するものは、アトリエにもたくさんある新たに再利用するために集められたものたちです。
また、母や祖母から伝わるもの、テキスタイル全般等、手を加えたもの、修理されたものは何でも好きです。
つまり「手」や「しぐさ」などゆっくりと月日が流れているものが特別だと感じています。
これからの人生でチャレンジしたい事はありますか。
私が刺繍と同じくらい興味を持っているのは、刺繍する人や糸を扱う人たちについて語る事です。世界中を旅し、各国で受け継がれてきた糸や伝統技術にまつわる歴史を記録し、百科事典のようなものを作ってみたいと考えています。そしてもちろん、実際に現地を訪れ、これらの技術を体験し、できる限り多くのことを学びたいと考えています。
今回のSUPER A MARKETとのコラボレーションは私にとってちょっとした夢のようなものでした。
そして私たちの次の夢は、日本に行くこと。日本の皆様にお会いできるのを楽しみにしています!
The focus. Audrey Demarre
2月14日(金)〜2月24日(月)
SUPER A MARKET KYOTO
京都府京都市下京区四条通寺町東入二丁目御旅町35
京都髙島屋S.C. [T8] 2階
TEL : 075-746-5149
10:00 - 20:00