Case 1 FAMILY CELEBRATION

家族への気持ちが表れる
テーラードなスーツとタイドアップ

幼い頃、学校行事や親族との会食にタイドアップで臨む父親の姿を、憧れをもって眺めていたことを覚えている。歳を重ねたいま、父の心境がわかる気がする。家族や近しい人びとへ敬意を表す装い。そこで、スーツには親しみを感じられるよう、優しい色のネクタイを選ぶ。急な雨に対応する携帯可能なコートはまた、服装を損なうことなく人と会い活動するための気遣い、そして心構えでもある。

Case 2 FRESHMAN

ベーシックでミニマルなスタイルを選び
大人としてのスタートを切る

初めてのスーツやネクタイは、ベーシックで「使える」ものを。ダークグレイやネイビーのスーツなら、シャツや靴などと幅広くコーディネイトできる。ネクタイはシンプルなドット柄がお薦め。レジメンタル柄はトラディショナルだが、着用の場を選ぶこともあるからだ。このドット柄、ウィンストン・チャーチルが愛用したと知られている。名宰相のような不屈の精神が身につくかもしれない。

Case 3 BUSINESS

他者への配慮と、自身の心地よさ
そのバランスが、落ち着きを生む

カンファレンスでのプレゼンテーションには、しっかりとした準備が欠かせない。それは装いについても同様。ダークスーツでは少し堅いというか、緊張感をもたらすようで申し訳ない。そこで明るさと落ち着きを感じさせるベージュを選ぶ。ウールにシルクとリネンが混ざった生地で、より柔和な雰囲気に。Vゾーンは力強い色目で説得力と情熱を演出。周到に装うことは自信にも繋がるはずだ。

Case 4 BUSINES TRIP

洗練された旅の装いが
ビジネスでの成功に繋がる

行先ですぐ仕事にとりかかるようなビジネストリップでは、ストレスの少ないスタイルを選びたいもの。ウールシルク素材を使ったベージュのスーツはストレッチ性ある生地で、上質さと機能性を兼ね備えている。ダブルブレストのセットアップは絞りの少ないシルエットで、エフォートレスなバランス。ホワイトのバンドカラーシャツやスカーフとあわせて、エレガントで清潔感ある着こなしに。