about th products Vol.2
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about th products vol.2
vol.2となる今回のインタビューは、コラボレーションアイテムを中心にお話を聞かせていただきました。
- ー2018年よりスタートした〈VIER ANTWERP〉とのコラボレーションに関してお聞かせください。
〈VIER ANTWERP〉は2人のスケーターが経営しているアントワープのスケートショップで、2人とは以前から友人としてお付き合いがありました。
店内はストリートカルチャーのものや、ハイメゾンブランドなどが並んでいるおもしろいお店です。
“VANS(ヴァンズ)”の横に”PRADA(プラダ)”が置いてあるみたいな。
ショップオーナーは業界のコネクションが広くて、”Raf Simons(ラフ・シモンズ)が手伝っていたり、”DIOR(ディオール)”などを撮っている”Willy Vanderperre(ウィリー・ヴァンデルペール)”がショップのルックを撮影したりと、様々な人が関わっているとてもおもしろいカルチャーのショップとのコラボレーションですね。
今までの2回は”Sk8thing(スケートシング)”氏にグラフィックをお願いしていました。
〈th products〉を始めた頃から”東京”と”アントワープ”を混ぜることを意識していて、例えばパターンはアントワープだけど生地と縫製は日本だったり。
この企画であればアントワープのスケートショップとのコラボレーションだけど、グラフィックは”Sk8thing(スケートシング)”氏にデザインしてもらう。
そのように日本や東京、アジアとヨーロッパみたいな、僕の人生そのものを表現できたらいいなと思っています。
- そして第3回目となる今回は初めてゲストに”UBER AND KOSHER(ウーバー・アンド・コーシャー)“というグラフィックアーティストが参加しました。
“UBER AND KOSHER(ウーバー・アンド・コーシャー)”は”ANTWERP 6″や、多くのアントワープのデザイナーを裏方として支えてきた人なんです。
他には”Travis Scott(トラヴィス・スコット)”などの音楽系のグラッフィックや、ドイツの雑誌の”032c(ゼロ・スリー・トゥー・シー)”のグラフィックなども手掛けたりと多岐に活躍しています。
今回はどういったグラフィックを作るかという話になった時に、ちょうどコロナが拡大したタイミングで。
それでこのコロナの状況や僕らの人生を表現したいということで、これらのグラフィックがデザインされました。
- ーそれでは早速こちらの銅像がモチーフとなったものから解説をお願いします。
昔、アントワープに流れる大きな川に巨人が現れて悪さをしていると勇敢な英雄が現れ、巨人の手を切り落とし川に投げると街が繁栄したというアントワープの神話があるのですが、この銅像はその英雄をモチーフにしています。
ちなみにアントワープという町の名前もその神話の手を川に投げるが由来になっています。
アントワープを象徴する有名な銅像であり、アイコニックなところからグラフィックにしました。
T-Shirt/¥25,300(tax in)
シリーズの中でも特にコロナの状況を反映しているグラフィックがこのデザインです。
打ち合わせをしている時に『イカロスの翼』や『バベルの塔』などの神話が、今の現状や社会で起きている様々なことにリンクしているんじゃないかという話になったんです。そこから連想させていきデザインに落とし込んだコレクションです。
T-Shirt/¥25,300(tax in)
- ー今シーズンは他にもコラボレーションをしているんですよね?
はい、”Dickies(ディッキーズ)”と初めてコラボレーションをしました。
シャツはもともとあるディテールを生かしながらシルエットやサイズ感を調整していて、
パンツは定番の”874″をベースに僕らのテーラリング要素を足したデザインになっています。
このコラボレーションもデザインやパターンは僕たち、生地や縫製は”Dickies”といったような組み合わせで取り組んでいます。
- ーシャツはすごくオーバーサイズですよね。
そうですね。とても大きい作りなのでTシャツの上に着るのはもちろんですが、ジャケットの上からでも良いですし、ルックではコートの上から着せていました。
このコラボレーションアイテムは、ファッションやグラフィックの要素が「今」を意識したものになっていて、”Sk8thing(スケートシング)”氏がデザインしてくれていたグラフィックも散りばめています。
Shirt/¥26,400(tax in)
Color : Beige/Gray/Black
Pants/¥23,100(tax in)
Color : Beige/Gray/Black
about th products vol.2 はいかがでしたでしょうか。
コラボレーションならではのメッセージ性の高いグラフィックやその制作背景など、vol.1に続きとても貴重なお話をお聞きすることができました。
気になる方は店頭にて実物をぜひご覧ください。
- about th products vol.1 はこちら
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