NEW ESSENTIAL / Denim
明日のベーシック、未来のヴィンテージ。
“NEW ESSENTIAL”なスリーシルエット
- トレンドの移り変わりが激しい昨今、“変わらない”のと同様に、時代に応じて“変わる”のもまたベーシックの条件。エディションらしいジーンズをつくる意義は、そこにありました。エディションが考えるベーシックとは、過去の名作を忠実に再現したり、そのまま模倣したりするのではなく、オーセンティックなデザインに敬意を払いモダンなエッセンスを注入すること。デニムラインもアップデートさせて個性を出すところ、手を加えずに華美にさせないところを決め、女性がよりきれいに穿ける“NEW ESSENTIAL(新しい定番)”を標榜しています。
今シーズンは「Straight(ストレート)」「Curving(カーヴィング)」「Ballon(バルーン)」、3つのシルエットがラインアップ。基本となる「Straight」は、リーバイスの「501」を参考にしています。それ自体が完成しているがゆえに、女性が穿いたときにきれいに見えるシルエットを追求しました。着想源となった“赤ミミ”付き「501」のシルエットをベースに、高めに設定したウエスト位置から曲線を描くことによって、太ももや腰回りはカバーしつつ脚長効果も期待できるシルエットを実現。古き良きベーシックなジーンズに新鮮な風を吹き込んでいます。
一方、「Curving」はリーバイスが女性用にカットした1935年発売の「701」がヒントになっています。女性が着やすいように「501」よりウエストをギュッと締め、より女性らしいラインを強調した「701」。それをもとに「Curving」はウエスト位置を腰骨の上あたりに設定し、バナナのようなゆったりとした丸みをもたせています。腰回りのスリムなフィット感に対して、レッグラインは生地のたっぷりとした量感でたおやかに揺れるエフォートレスなシルエット。このメリハリの効かせ方がスタイリングに抜け感と優美さをプラスしてくれます。
「Ballon」はさらに幅広な形状を保ったまま湾曲したかたちに変化を遂げました。膝上から裾にかけてアウトシームがぐいっとねじれるようにカーブして、本来脇にくる縫い目がフロント付近まできているのが見てとれます。ヒップ付近はすっきりとしたサイズ感ながら、裾がもたつかない、モデル名にある通り風船のようなシルエット。ねじれと穿いたときのニュアンスのあるドレープは存在感を放ち、3種のシルエットの中でもモードな香りただよう個性派の1本です。
共通しているのは、12.5オンスの岡山・クロキ社製の生地「リングオールドデニム」を使っていること。デニム原料の綿繊維がしっかりと紡がれているので、糸の目が細くかくなめらかな穿き心地で、膝の伸縮などの際にも糸が伸びにくく、膝抜けしにくいのもメリットです。青みを残した色落ちは長年穿き込んだヴィンテージの風合いをナチュラルに再現しました。ネオバー(フロント用ボタン)や刻印はエディションオリジナルと、細かなところにもいっさい手を抜いていません。伝統とファッションが融合した、エディションのシン定番デニムをぜひワードローブに!