OUIE - Trunk Show at Edition Omotesando Hills
- エディション 表参道ヒルズ店では8月29日(土)から8月30日(日)の2日間、イギリス・ロンドンのファインジュエリーブランド〈OUIE(ウイ)〉のトランクショーを開催いたします。
ファウンダーであるルイ・クレスウェル(Louie Cresswell)の「機能のためにつくられたものを、ゴールドでつくり直したら、その意味は変わるのか。」というシンプルな問いが出発点となった〈OUIE(ウイ)〉。
扱うのは装飾ではなく、日用品や工業部品、機構のなかに存在するフォルムを観察し、その幾何学を貴金属という素材へ置き換えたジュエリーをを展開します。
本イベントでは初となる別注アイテムを発売。 スターリングシルバー925素材のカラビナをベースに、イギリスの貴金属製品の品質を証明するホルマークを配置したデザイン。
一般的に各カテゴリで定められたマークを製品の裏面や側面に刻印しますが、ホールマークそのものをデザインに落とし込み、表面に立体的にマークを配置したスペシャルアイテムです。
また、エディションでは取り扱いが無いモデルのサンプルをご覧いただき、お気に入りアイテムをその場でオーダーしていただけます。
さらにイベント時にはルイ・クレスウェルご本人も在店し、商品の特徴やおすすめなどをご本人から直接聞ける特別なイベントとなっております。(※時間帯により不在になる場合がございます。)
29日(土)17時からはイベントを祝してドリンクサービスも行いますので、ぜひこの機会にご来店ください。

- Exclusive Carabiner
53-11-64-11011 / ¥165,000 (tax in)
- OUIE BRAND BIOGRAPHY
Ouieのジュエリーを手にすると、まず、その見た目以上の重みを感じる。そしてもうひとつ、どこかで見覚えのあるフォルムだと気づく。ただ、その記憶は指先ではなく、日常のどこかにある。
Ouieは、2019年にロンドンでLouie Cresswellが設立したジュエリーブランドである。出発点となったのは、ひとつのシンプルな問いだった。「機能のためにつくられたものを、ゴールドでつくり直したら、その意味は変わるのか。」Ouieが扱うのは装飾ではない。日用品や工業部品、機構のなかに存在するフォルムを観察し、その幾何学を貴金属という素材へ置き換えていく。 元となる形は確かに残っている。しかし、その比率は変化し、スケールは拡張され、重さのバランスは組み替えられる。本来は脇役だったディテールが、いつしか造形の中心となる。
リングにはキーハードウェアの連続したループが息づき、石を包むケージは工業製品のハウジングを思わせる構造を描く。クラスプや留め具もまた、本来は見られることを前提としなかった部品の論理から生まれている。だが、それは複製ではない。どのピースも、誰もが知るオブジェクトを再現するのではなく、その記憶をなぞるように設計されている。見覚えがあるのに、どこか違う。そのわずかなずれが、視線を引き留める。変わるのは素材であり、素材が与える意味である。スチールであれば、機構は目的を果たすための存在でしかない。誰も立ち止まって眺めることはない。しかし、それがゴールドとなり、ジュエラーの精度で仕立てられ、機械加工では選ばれないようなプロポーションを与えられたとき、同じフォルムは「使うもの」から「残したいもの」へと姿を変える。
造形はスケッチではなく、CADから始まる。まず工業製品として成立する精度まで設計され、その先でジュエリーとなる。製作はすべてイングランド国内で行われる。合金、鋳造、研磨、石留め、仕上げまでをひとつの工房で一貫して手がけ、最後にアッセイ・オフィスでホールマークが刻印される。700年以上受け継がれてきた英国の貴金属保証制度。その歴史もまた、Ouieのものづくりを静かに支えている。
- OUIE MATERIALS & METALLURGY
ゴールドはそのままでは柔らかすぎるため、構造的な用途には適さない。純銀はさらに柔らかい。だからこそファインジュエリーに使われる金属は、例外なく合金である。
何をどれだけ加えるか。その選択はデザインよりも先に行われる。素材の性質が決まり、その時点で造形の可能性もまた決まる。
Ouieが用いるゴールドは、9Kまたは18K。18Kの場合、配合の75%は純金で決まっている。残る25%に何を加えるかによって、色も性質も変わる。銀と銅を均等に配合すると、いわゆる「3N」と呼ばれる、私たちが思い描くゴールドらしい色味になる。銅を増やせば赤みを帯び、銀を増やせば淡く、冷たい印象へと変化する。重要なのは色を選ぶことではない。その色を、毎回同じ精度で再現し続けることである。わずかな配合の違いは、そのまま色の違いとなって現れるため、並べて比較をしたら、その差は歴然たるものになる。
使用するゴールドはすべてリサイクルされたもの。とはいえそれは昨今では特別なことではない。ゴールドは何度でも循環できる素材であり、古くからそうあり続けてきた。世界中のほとんどのゴールドジュエリーには、かつて別の何かであったゴールドが含まれている。
さらに興味深いのは、Ouieが用いるシルバーについて。一般的なスターリングシルバー(SV925)は、酸化し、変色しやすい。それを防ぐには完成後にロジウムメッキを施し、表面を保護するという方法が一般的であるものの。 日常の摩耗、とりわけリングのように接触頻度の高いジュエリーにおいては、徐々にその層が失われていく。
Ouieはこれとは異なる方法を選ぶ。シルバーの純度はスターリングシルバーと同じ92.5%。そこへ加えるのは銅だけではなく、ゲルマニウムである。ゲルマニウムは時間とともに表面へ移動し、ごく薄い透明な酸化皮膜を形成する。この保護層は金属そのものから生まれるため、あとからコーティングする必要がない。つまり剥がれ落ちる層が存在しない。さらに、この合金は一般的なスターリングシルバーよりも硬く、白く、石留めの作業精度にも優れている。
Ouieの造形には、わずかな誤差も許されない。その違いは、数値以上の意味を持つ。こうした配合比や品位は、単なるスペックではない。それは素材、品質への保証でもある。そして英国では、それはつくり手自身が証明することはできない。貴金属の品位は、公的なアッセイ・オフィスによる検査を経てはじめて保証される。何世紀にもわたって受け継がれてきた制度が、一点ごとの確かさを裏づけている。
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