ー手元のジュエリーについて、こだわりや魅力を教えてください。

リングは直線の重ね合わせだけでなく、網目だったり縦のラインだったり円だったり、少し動きのあるコーディネートが好きです。
写真では写っていないですが、ブライダルリングの "tatae" と "en" のダイアもコーディネートしやすく、ファッションリングとして愛用しています。メレダイアが沢山留まったジュエリーも華美になりすぎないようデザインしているので、普段着にも馴染んで、とても使いやすいです。
色石は、洋服や気分に合わせて地金のコーディネートに追加しています。色石を入れる事で、同じリングでも別物にみえるような変化を与えてくれたり、洋服では着ないような色に挑戦できたりと、ジュエリーの楽しみ方や可能性を広げて新鮮な気持ちにしてくれる必須アイテムです。

ー ジュエリーを身に付ける時に大事していることは何でしょうか。

自分の気持ちに合わせて身に着ける事を大事にしています。穏やかに過ごしたい時は、大きめのカラーストーンを一本だけ、ちょっと気合いを入れたい時はたくさん重ね付け。同じジュエリーでも、毎日少し違う着け方で変化を楽しんでいます。日々忙しく過ごしているので、どのジュエリーをどうやって着けるのか選んでいる時間は、自分の心と身体の状態の確認をする大切な時間になっています。試作品を試しに着けて、着け心地や耐久性を確認したり、完成品は経年変化などを確認しながら着けています。購入いただいた方には気に入って毎日着けていただきたいと思っているので、より良い物をお届けするために、作る側の視点で改善点も常に探しています。

ー最後に、寳神さんが考える〈MONAKA jewellery〉の魅力を教えてください。

MONAKAのジュエリーは極力デザインでの表現を削ぎ落とし、お客様の魅力と天然石の個性を引き出す事に徹するようにデザインしています。デザインの個性が引き立つと言うより、お客様とジュエリーとの出会い、お客様と石との出会いの橋渡しをし、本当に似合うものを提案する事によって、お客様と商品どちらの魅力も引き出せた時に初めて完成するブランドだと思っています。そのために、長く毎日たくさんお使いいただけるように付け心地や造りの面もとても大切に製作しています。購入して下さった方の日々に心地良く寄り添い、眺める度に購入時の記憶や想いが甦ることで、その方の毎日に幸せや喜びをお届けできたら嬉しいです。そういうお買い物の体験の提案も含めて、トゥモローランドでのお取り扱いに嬉しさを感じています。素敵な空間と素晴らしい接客で、良い思い出と共にジュエリーを楽しんでいただきたいです。