こんにちは。
トゥモローランド 渋谷本店・ギャルリー・ヴィー 自由が丘にて、< monohanako >と< GALERIE VIE >が暮らしを提案する期間限定イベント「 white & blue 」が開催されます。
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唐津とアメリカ・メイン州の工房< monohanako >にて中里花子氏が作陶。
独自の感性と自然と共に生きる中里氏ならではの色彩と造形美。

今回はそんな、陶芸家の中里花子氏にお話を伺いました。

1・スタイルのある人とはどんな人だと思いますか？また、あなたのスタイルを表すものは何ですか？

ちゃんと自分を持っている人。
自分の好き嫌いがちゃんとわかっていて、どうしたら自分の気持ちのテンションが上がったり、または落ち着けたりするか把握している人。
自分は衣、食、住、すなわち毎日の生活の中で、自分なりのスタイルで自分らしく過ごしたいと思っています。
毎日のことだから、出来るだけ自分が気持ち良いように過ごすのが一番だから。
私はエッジの効いたデザインも好きですが、思いがけない組み合わせを楽しんだり。そんなちょっとした面白い発見が大好きです。
基本的にシンプルで、素材の本質的な魅力が感じられるものが好きです。


2・自分の人生に影響を与えたことはなんですか？

私が20代の頃、まだ何をやっていいのか具体的な夢も希望もなくてモヤモヤしていた時に、デンマーク人のアーティスト、シス トムセンという女性に出逢いました。
彼女が小さな島で独りで暮らしていた時の写真と短い言葉で綴られた詩をまとめた写真集をその時見せてくれたのが、私に静かな衝撃を与えてくれました。
その写真集の中には、彼女が毎日、来る日も来る日も同じ場所で撮った写真がありました。
同じ場所で撮った写真なのに写真に映った風景と彼女の気持ちは日々違っていました。
美しいものは特別な場所や物に求めるものではなく、日々のちょっとしたことや変化、それに気付く「心」なのだということにその時気付かされたように思います。


3・生活する中で大切なことは？好きなことは？

元々アスリート気質ということもあり、身体を動かす事が好きです。
器作りは身体が資本なので、毎日のルーティン(規則正しい生活)も大切にしています。
ただ生活がマンネリ化すると気持ちが着いてこなくなるし、自分でモチベーションを上げて行くには自分で心身のバランスをとって行く事がとても大事で、ちょっと身体/気持ちが萎えて来たな、と思ったらちょっと旅に出たりしています。
最近はVanLifeの旅が一番好きな旅のスタイルです。
山でハイキングをしたり、海でサーフィンをしたり、川で泳いだり、自然が美しいところへ出掛けて気持ちの良い空気でリフレッシュするのが好きです。
やはり自然が私にとって一番の再生エネルギーですね。
自然の中にある色や造形はどれも美しいし、どれもtoo much ではないところが本当にリスペクトするところです。


4・今、興味や関心があることは何ですか？

コロナをきっかけに始めたサーフィンにどハマりしています。
同じ海でも同じコンディションの波は二度となく、その時その時で違う波に向き合わなければなりません。
波のうねりのパワー(地球の引力)をダイレクトに身体で感じる事ができ、自分がとても小さい存在に感じて、とても謙虚な気持ちになると同時に、波に調子よく乗れた(乗せてもらえた)時の開放感たるや、もはや言葉で表せるものではなく、毎回魂を洗われたような感動です。。


5・ファッションは自分にとってどんな存在ですか？

自分らしさ、またはこういう自分でありたい、という気持ちの現れ。遊び心。

使い手に委ねその人のリズムやスペースで楽しむことができる余白のある自由な空気感を纏う中里氏の器。
ぜひ店頭で直接触れてみてください。


monohanako ＋ GALERIE VIE "white & blue"
[SHOP]
7.20 thu. - 7.30 sun.
TOMORROWLAND 渋谷本店
7.26 wed. - 8.6 sun.
GALERIE VIE 自由が丘店

中里花子 Hanako Nakazato

一 一つの使い方にこだわらず、ファッションのように季節やその時のムードに応じて組み合わせを替えたり、うつわの使い方を工夫することで日々変化する日常を楽しんでいただければ幸いです。一

唐津に育ち１６歳で単身渡米、以後半生をアメリカで過ごす。日本の独特な食文化に目覚め、大学卒業後帰郷し、父、中里隆より陶芸を学ぶ。２０００年の東京、万葉洞での親子展を皮切りに、以後日本、アメリカ各地で数々の個展を開催。２００７年に故郷唐津に独自の工房monohanakoを設立。２０１０年にメイン州にmonoahanako　Westを設立。現在、唐津とメインを半年ずつ行き来して作陶している。
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