IN STEP WITH THE TIMES "Hand Work Shirts"
ビジネス、カジュアルのスタイルが多様化する今日、夏においてシャツというアイテムはスタイリングを決めるポイントにもなります。
トゥモローランドでは毎シーズン買い付けをしているインポートのシャツがあります。
今回は夏のスタイリングの要となるおすすめのシャツをご紹介いたします。
毎シーズン展開しているナポリのインポートシャツブランド〈Maria Santangelo〉と〈Errico Formicola〉をご紹介いたします。
about | Maria Santangelo
1953年マリア・サンタンジェロ女史により創業。
祖母の代から受け継がれるシャツ作りのセオリーを守りながら今日までブランドを続けています。
同ブランドの特徴は襟周りにあります。
首周りの作り方やデザインでシャツの印象は大きく変わります。
一般的なシャツ襟は裏表同じ形で、台襟と襟で分けたパターンが多いです。
台襟と襟を分けることで、台襟は自立しようとするためボタンを開けたときの開き具合は狭いです。
対してワンピースカラー(台襟と襟を繋げたパターン)の仕立てにすることでミシンのテンションを無くし、本来なら台襟である部分は開こうとする襟のロールに身を委ねるため綺麗なロールが出現します。
また身返しのパターンは同じくワンピースカラーですが、前立てまで繋げています。
そのほかにも手で仕上げられた手穴のボタンホールや肩のハンドステッチなど細部にわたり細やかな手仕事が見られます。
ネクタイをせずに第一ボタンを開けたジャケパンスタイルや、夏場はスッキリとしたショーツと合わせるなどリラックスした着用スタイルもおすすめです。
about | Errico Formicola
〈Luigi Borrelli〉をはじめとしたブランドで経験を積んだエリッコ・フォルミコラ氏により2008年スタートしたナポリのシャツブランド。
こちらも手仕事が光る一流のシャツメーカーで、着用する上で大事なポイントは手で仕上げています。
ボディラインを綺麗に見せる細身のフィッティングでありながら、ストレスのない着心地が特徴です。
ベースとして、人間の日常的な動作は屈みや腕振りなど部位が後ろよりも前に動くことが多いです。
腕を組むには背中の布が引っ張られますし、腕を振るには付け根である肩部分の布にゆとりがないといけません。
同ブランドはこのような動きに対応する立体的なシャツの構造が目に見て取れます。
前身頃よりも後ろ身頃を大きくつくり、肩ヨークと袖山には充分ないせ込みを入れています。
マシンステッチは強度が上がりますが、ときに着心地を損なってしまう一面もあります。
ハンドステッチで仕上げることでミシンで強く固定するよりも柔らかく仕上がり、動きに合わせて布が動きやすくなります。
トゥモローランド丸の内店では5月11日(木)〜5月28日(日)の期間「DRESS SHIRTS ORDER」を開催いたします。
〈THOMAS MASON〉や〈CANCLINI〉〈ALUMO〉などのインポート生地や、〈TOMORROWLAND ORIGINAL FABRIC〉など多数ご用意しております。
ぜひこの機会にご来店ください。
トゥモローランド 丸の内店 山口